リサイクルトナーの定着不良について

リサイクルトナーの定着不良について

コンピュータで手がけたグラフィックやテキストをプリントアウトしたり、コピーやFAXサービスを利用する際に欠かすことができないのがレーザープリンターです。
オフィスの中でも特に利用頻度が高い機器に位置付けられるため、備えられているインクの消費量は膨大なものであり、必然的に大きなコストが生じてしまいます。
そうしたコストを軽減させるためにリサイクルトナーを採用したり、使い捨てのタイプから切り替える現場もありますが、独特なトラブルに見舞われやすいのも事実です。
それは塗料が用紙対してしっかりと定着してくれないというものであり、用紙種類に関わらず見られるのが厄介です。
そのような定着不良の原因の多くは内部でトナーに片寄りが生じている事が起因になっており、一旦機器から取り外して軽い力で数回振った上で再度セットし、もう一度チャレンジしてみてください。
それでも改善されないのならドラムが引き金になっている可能性が高いため、カートリッジの交換を検討しましょう。
そういったドラムが関与して起こる定着不良の原因の多くは、黒い線が横方向に無数に入ってしまうという特性があります。
同じく縦方向にも黒い線が入ることがあるのですが、縦線の場合は尚更深刻であり構造から推測するにドラムカートリッジが破損している事が考えられるので、中断せずに無理して使い続けると装置そのものが壊れたり入れ替えをしなければなりません。
また、定着不良の原因の多くはかすれたり全体的に薄くなってしまい、はっきりとした色味が感じられないものですが、中には量が多すぎて滲み出ているように見受けられる事例もあります。
それらも同じように一つのトラブルとして扱われ、滲みが散見される時は用紙を取り替えてみることから着手してみます。
対応していなかったりインクとの相性が悪いと正確に生成されないので、再利用品との兼ね合いが良好な紙にしてください。
さらに、冬場だけに起こる定着不良の原因の多くは結露である事案もあるので、容器を取り付ける前に少し室温に慣れさせましょう。